Python 3.13 をインストール

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 2021 年にスタートした Faster CPython Project というのがあって「毎年 1 回、計 4 回のアップデートによって CPython(C 言語で実装された Python)の処理速度を 5 倍高速化する」ことを目指しています。

 という訳で本日、10 月 7 日にリリースされてた Python 3.13 をインストールしました。実際、この記事によれば 3.12 版から 5%~ 8% のスピートアップが実現しているようです。

 以下、その手順を記します。著者は自主的に外部ライブラリを管理したい pip 派なので、この記事、anaconda 派の方はスキップして下さい。

 先ずは今使っている外部ライブラリを継承したいので

cd LOCALAPPDATA%/Programs/Python
py -m pip freeze > requirements.txt

としておきます。
 次いで、本家から最新版のインストーラをダウンロードして、全て既定の設定で %LOCALAPPDATA%/Programs/Python に新版(今回は Python13)をインストールします。
 さらに、新版に外部ライブラリをインストールします。

py -m pip install -r ../requirements.txt

 以上です。ライブラリの数によりますが所要時間は 10 分程度でしょうか。
 草プログラマはライブラリのバージョンに依存するようなコードは先ず書けないので旧版は「アプリと機能」でアンインストールしても差支えありません(レジストリの絡みでダイレクトに %LOCALAPPDATA%/Programs/Python/<oldversion> を削除してはダメ )。

 以下は余談。

 pip も含めて、外部ライブラリは pip-review で定期的にアップデートしています。

pip-review --auto

 (MinGW の Python とバッティングするので )Python のための PATH 環境変数は設定していません。ランチャー py に任せています。

: foo.bat

py foo.py %*

 一方、gdal のようにバージョンに依存するライブラリを使う時はキッチリ以下のように PATH 環境変数他を設定しています。

: bar.bat

@echo off
setlocal

set OSGEO4W_ROOT=C:\OSGEO4W
set PATH=%OSGEO4W_ROOT%\bin;%PATH%
set PYTHONHOME=%OSGEO4W_ROOT%\apps\Python313
call %OSGEO4W_ROOT%\etc\ini\gdal.bat
call %OSGEO4W_ROOT%\etc\ini\python3.bat

python bar.py %*