知人がディープな歴史書を和訳した。
で、これを例によって \(\TeX\) で組んだところ全 540 ページの大作。A5 サイズ両面で 2.5 cm。
この厚みだと従来の並製本(ソフトカバー)では自立できないので上製本(ハードカバー)に初めて挑戦した。
先ずは表紙作り。譲ってもらった生地に接着芯で裏打ちして、このサイズにカット。

表・裏表紙と背の厚紙を生地に糊付け。

はみ出ている生地を両面テープで折り返し。

これで表紙は出来上がり。

次いで本文(印刷業界では「ほんもん」と読む)の背固め。
落丁の原因になるので(実は 1 回失敗)、棒ヤスリを使って 1.5 cm ピッチで半径 2 mm の溝を切る。

溝に接着剤(ボンド 8、でんぷん糊 2 の配合)を充填。
生乾きの状態で蝶番の役目になるガーゼを置いて背の面に接着剤を盛る。この状態で一日養生。

最後に表紙と本文の接着。
裏地が露出している部分に接着材を塗布して、慎重に位置合せをして溝の部分だけを表紙の厚紙に接着。

表裏の溝に菜箸を置いた状態で大量の本を重ねて半日プレス。

本文の両面(印刷業界では「見返し」という)にスプレー糊を噴射して表紙の厚紙に接着。急ぎの工程なので撮影未遂。再度、半日プレス。
ついに完成!



足りない材料は殆ど 100 均で調達。経費は 1,000 円位(内、プリントした A4 を A5 に裁断するのに 500 円。流石にカッターで DIY はキツイ)。作業時間は養生を除いて 3 時間位(ただし、初めてなので Youtube 他での下調べや工作方法の構想の時間は 3 日)。
何時きっと、と思ってきた念願が果たせたのと、これまで何気なく読んできた単行本の作りを知ることができた。楽しかった❤
私も、という方は・・・いないか。